

◆実施日:2025年2月13日
◆場所:栃木県
◆鳥種と羽数:セキセイインコ5羽
◆理由:飼い主様のご病気、経済的な理由により
◆経緯
・2025年1月
お1人暮らしの女性から、セキセイインコの手放しのご相談がありました。
手放し理由としては、ご自身のご病気とそれにより金銭的にも鳥たちのお世話の継続が難しくなるかもしれないというものでした。
鳥たちに何かあった時、病院へ連れていくことも困難なため、治療を受けさせてあげられないことを何より不安に思われているようでした。
・1月17日 訪問
ご自宅には8羽のセキセイインコがいましたが、1羽ずつケージに入っており、衛生面も全く問題がないとても綺麗な環境で鳥たちは生活していました。
鳥たちのための遊ぶスペースも作られており、飼い主様の鳥たちへの愛情がひしひしと伝わってくる空間でした。
お話をお伺いする中で、今の羽数でこれからも一緒に暮らしていくことになると、鳥たちのご飯をまかなうことも困難になると仰っていました。
手放すことでもっと幸せにしてあげられる道があるかもしれないという飼い主様の想いから、最終的には5羽をお引き取りすることとなりました。
・2月13日 お引き取り
お家に残す子たちとのお部屋の隔離が難しいこともあり、無検査の状態で施設に連れて帰ることなりました。
肥満気味であったり、ヘルニア持ちの子もいたりと約3時間の車移動はかなり心配でしたが、皆頑張ってくれました。
※今回のレスキューでは引き取り費用、検査費用、交通費等は全額TSUBASAで負担しています。
◆レスキュー後の様子
1羽はお腹に卵がある状態でしたが、お引き取り3日後に無事に無精卵を産みました。
その後、全羽感染症3項目の検査を実施し、陰性であることが分かりました。





少し怖がりな子もいますが、皆飼い主様の愛情をたっぷり受けて育ってきた可愛い子たちです。
我が子のように大事にされていた飼い主様にとっては、本当に辛いご決断だっただろうと思います。
元気なうちから飼えなくなってしまう時のことを想像して暮らしていくというのはとても難しいことですが、自分の身に置き換えて環境を見つめ直すきっかけとなっていただければ、意味のあるレスキューを行うことができたのかなと感じます。