ねぇ@セキセイインコ
2018年1月にお迎え
TSUBASAさんからねぇちゃんをお迎えして半年以上が過ぎました。5月には無事6歳の誕生日をむかえることができました。
すっかり我が家にも慣れ、飼い主の姿が見えなくなると誰よりも大きな声で呼び鳴きをしてくれます。
お迎えしてしばらくは人間不信に陥って飼い主の指をかぷーっと噛んでくれたりしましたが、今では肩にちょこんと乗って私の話にちゃんとお返事もできるとっても可愛い子です。
お迎えまでは1年と3か月の長い道のりでした。
ねぇちゃんと出逢ったのは2016年の小型鳥里親会でのことです。
放鳥を楽しんでいるセキセイさんたちの中で、ちょこんと手に乗ったまま動かなかったのがねぇちゃんでした。
ねぇには前の飼い主さん宅で一緒に暮らした複数のセキセイインコの仲間がおりましたので、その仲間と一羽だけ引き離すことが果たして良いものなのかと迷いもあり、里親に名乗りでるまで3ヵ月悩みました。
最初の面談を終えたものの、今度は家の事情で里親の話は一旦お預けに。
そして、しばらく後にねぇの様子をTSUBASAさんにうかがった際、重篤な痙攣をおこし昏睡状態に陥っていたことを知りました。
もう一緒に暮らせなくとも、ねぇちゃんがただ生きていてくれればと遠くから願っていました。
それから半年ほど過ぎた頃、TSUBASAスタッフの方から、再びねぇちゃんが元気を取り戻したのでお迎えを再検討されてはいかがでしょうかとのメールをいただいたのでした。
ねぇと暮らすのは継続的な通院はもちろん、痙攣の不安や嘔吐と付き合うことも覚悟しなくてはなりませんでした。迷いに迷いましたが、心の中ではもう答えは決まっていました。
そして何よりもTSUBASAスタッフさんからの「本来ならとり村で余生を過ごさせていたかもしれませんが、ねぇちゃんはとても人間に懐いている子、だから人と暮らすことがねぇにとって幸せになると考えました。」という言葉が背中を押してくれました。
ものすごく人のことが大好きなねぇちゃんは、きっと前の飼い主さんにたくさんの愛情をかけてもらい育ったのだろうと感じます。それゆえにうちのアイドルのセキセイ女子とは本当にそりが合わず、日々女の戦いが繰り広げられております。
それでも微妙な距離を取りながら一緒にお外でおやつタイムを過ごせるまでになりました。ねぇちゃんには密かに思いを寄せているジャンボセキセイボーイもいるのです。
とり村で仕込んできたであろうねぇちゃんのオカメ鳴きは皆が習得し、家のトレンドになっています。
一時は危篤状態だったねぇを無事にお迎えするにあたり、TSUBASAスタッフの皆さんには色々相談に乗っていただき、そして獣医師の先生には我が家のかかりつけの先生へ事前にねぇの病状をお伝えしていただいたりと、大変お世話になりました。
ねぇの小さな命を助けてくださった皆様に心より感謝しております。
(2020年5月に追加のお手紙をいただきました)
ねぇがうちの家族になって2年と4か月が過ぎました。
そして3回目のお誕生日を迎えることができました。
8歳とは思えない美魔女さんです。
実は2か月前のこと、ねぇは大変危険な状態に陥りました。
酷い嘔吐をし、首が傾き不随意に身体がぐるぐる回ってしまい、ギャッ!と聞いたことのない声が出てしまい、疲れ果てていく姿を夜中5時間程、ただただそばで見守るしかありませんでした。
とり村で暮らしていた時に起こった重篤な痙攣状態はこれだったのかと衝撃でした。
もうダメかもしれないと覚悟もしたのですが、明け方だんだん身体の動きが弱まってきました。
私の顔をずっと見つめてくれて、私の小指に付けたお水をそっと口付けてくれました。
痙攣が少しだけ収まり、私の言葉もちゃんと聴いてくれているようでした。
その翌日病院へ向かい、お薬を処方していただきました。
とり村にいた頃「奇跡の生還」と言われていたねぇですが、またも頑張ってくれました。
本当に頑張り屋さんです。
そんなねぇちゃん、今では年下のジャンボセキセイ君と恋愛中で別の意味で大変です。
とり村時代では発情はしないと申し渡しがありましたが、遅咲きの恋を楽しんでいるようです。
こちらは日々それを阻止するのが大変ですが、彼女が元気である証拠でもありますね。
痙攣は夜中のことでしたが、隣で寝ている他の2羽の存在も、ねぇの頑張りを後押ししてくれていたのだろうと思います。